2013年3月アーカイブ

2013年3月24日

農学校三年目 4月からスタート

農学校3年目が4月からスタートする
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このブログで2011年からUPしてきている
平成25年(2013年)度の自治体主催の体験農園
私がそう呼ぶ農学校が
いよいよ4月からスタートする

仕組みはこうである

3mx10m長方形の区画が割り当てられる
農園主が作成した栽培計画に沿って
指導の下そのとおりに野菜の栽培を行う

農園主による講習と実習は、毎週末開催されるから
わたしが、これを『農学校』と呼ぶ所以である

春作、秋作の幸い計画があり
耕地・種蒔き・苗植え付け・管理・収穫
収穫した野菜は全て自宅へ持ち帰りとなる

往復8kmをマウンテンバイクで通学する
去年ゴルフを辞めたその積立金から
電動自転車を購入してある

大量の収穫物があるときは
鉄道の地下道を通らねばならないから
その時だけ
電動自転車が活躍できる

山の部リハビリ「富士山千m高地2万歩あるきゴルフ」がなくなった
陸の部リハビリ『野菜作り』だけになってしまった

足腰筋トレは
自宅では、レッグマジックXを今年の春にスタート
そして
この畑仕事が頼りになる





修理工事016 雨水タンク


これも外で使う部材として、こんなのを見つけた

雨樋の水を貯め込んでガーデニングに使うタンクである

原理は簡単

雨樋の途中に継手を取付けて集水する
タンクに雨水が溢れないような仕組みである

100L位から大容量までみつかる


考察

雨樋から溢れるほどの大雨はそんなにないだろう

溜まるには雨天、使うのは晴天
二律背反

水が溜まればボウフラの心配
夏、蚊の被害がある

水が溜まって使わなければ
藻が生えて不衛生

形状で足つきがあるが
これは重石のためで、そこに水が溜まったまま
排出されないから、水が汚れる


結論

実用性は低いと判断できる


2013年3月23日

修理工事015 除草シート

自分にとって新しい建築部材の情報をUPし続けている

建物の外で使える建築土木部材に除草シートというのがある

建築だけでなく農業にも使える

製品名は「XAVAN(ザバーン)®」除草シート

20130323joso.jpg
ポリプロピレン製4層スパンボンド構造の不織布
織布同氏は熱圧着され
接着剤やバインダーは使用されていない

地中に埋めても環境負荷が少なく
官公庁など建築土木関連で十数年の実績がある

草が地上に出ようとしても引っかかってしまう
防草用途

植栽の周囲をザバーンで覆えば
周囲の雑草を抑制し
管理手間の削減に貢献
空気、水、液体肥料は侵過させる


【関連Webから引用】

20130323josozu.jpg
上に砕石を敷くと紫外線が当たらないし、砂利が土の中に埋没しないから、半永久的
人が歩くとわずかに音がするから防犯効果もある

環境・生物に付加のかかる化学物質は一切使用していない

20130323kankyo.jpg
世の中には、使い方次第では、効果が期待される製品が多い

ちなみに
フランス革命時に米国に渡った
創始者エルテール・イレネー・デュポンから火薬事業が始まり
世界的なサイエンスカンパニーと発展
誕生から200周年



2013年3月22日

修理工事014 酸化チタン

ブログ記事、修理工事013、から、建築部材について調査した結果の中から興味のある情報をUPしている。
20130321tio2.jpg
◆ 『酸化チタン(TiO₂)』 ◆

自分としては、この酸化チタンを、今回、初めて知る、ことになった。
きっかけは屋根の修理の方法を検討している時だった。

★当初は、通常の修理方法、つまり、既存のスレート瓦を、洗浄し、再塗装する。
古い瓦だと、塗装の剥離の途中で、瓦の表面まで削り取られてしまう怖れがあった。

ところが洗う水の強い勢いで瓦の表面が削り取られてしまい、雨樋がカスで詰まるほどになるし、古い瓦の残骸が多く処理代もかかる、と、大工さんが説明してくれたので、他に代替案がないか?相談した。

板金屋さんからの提案があった。
既存の瓦をそのままにして、て、いまでは、ガリバリウム鋼板を上から重ねる、そんな建築部材と工法があるとのこと。

既存のスレート瓦はいじらないでそのまま、さらに断熱材が裏についている屋根鋼板を被せる手法である。
既存の屋根の上に、ガルバリウム鋼板を重ね葺きについては、修理記事002 屋根重ね葺き にて詳細を紹介してある。

そんな修理をやっている最中に、親戚の元某国立大学金属工学教授から、アドバイスが届いた。
この教授の家はステンレスの屋根であり、それは防錆特性が一番いいのは判っていた。中古に家では、勿体ないからガリバリウム(GL)鋼板で良い。
そのGL鋼板の重ね葺きままらしいが、その上に、酸化チタンを塗装したらいい。
という新しい提案だった。

★酸化チタンについて教えてもらった。

太陽光(紫外線)が照射されると、TiO₂コーティング部がプラスに帯電して庇から金属がプラスイオンとなって溶け出すのを阻止するので、溶解、すなわち、むき出しになった金属が侵食を受けない。

ガルバリウム鋼板は、アルミニウム亜鉛合金メッキした上に燐酸塩被膜処理を施してある。
この被膜は、板に傷がついて地金が露出した時被膜のアルミニウムー亜鉛が、陽イオンになって溶けて、地金がプラスイオンとなって溶け出すのを遅くする。
後者を犠牲的陽極防蝕、チタン酸化物被膜を非犠牲的陽極防蝕と称す。
非犠牲的防食のポテンシャル(電位)は、太陽光の紫外線エネルギー。
つまり、GL鋼板の被膜が完全でなくなった時の備えになる、対策である。

もし万が一GL鋼板が剥離し鋼板が露出してもそこを電気的に防蝕してくれる。
GL鋼板の性能に依存するも、万が一、庇がついて鉄地金が露出する事は、施工時のみならず、これから何か飛来物による庇でもそうなるときに、チタン酸化物が守ってくれるという将来への備え。

★酸化チタンをWebで調査した。キーワードは、光触媒。

光触媒とは、太陽光、蛍光灯等から発生する紫外線を受けることで、有機物を分解する活性酸素を発生させ、酸化分解作用により、分解(無害化)を発揮する反応。

①分解

汚れが徐々に分解され、同時に、汚れは表面に対する付着力が弱まり親水性の膜に浮かび上がるから、雨や水をかけることにより、簡単に洗い流されていく、セルフクリーン作用がある。

②親水化

水が汚れの下に入り込み浮き上がらせるから、汚れが流れ落ちやすい。また、水滴が溜まらず薄くシート状に広がるから表面が乾燥しやすい。

酸化チタンそのものは、人体に無害のセラミックス。白色顔料、歯磨き、食品添加物などに広く利用されている。

汚れや細菌・悪臭などが参加され分解し二酸化炭素や水に変わる。親水性高いから水滴防止やくもり止め効果がある。

抗菌・脱臭効果もある。大腸菌、レジオエラ菌、黄色ぶどう球菌などの殺菌。原型をとどめないくらい壊れた菌など死骸から溶出したs毒素も分解する。外壁に塗布すると美観維持に加えカビなどの繁殖を抑制する効果もある。

生活空間における生活臭、生ごみ臭、たばこ、ペット、病院や老人ホームの特有の臭いなど、あるいは、住宅家屋に含まれるホルムアルデヒドや揮発性有機化合物などから、目や皮膚を刺激するアトピー、シックハウス症候群など、人体に影響を与える深刻な環境を改善してくれるから、室内噴霧も有効である。

水槽、浄水器、食器など、また、タオル、シャツなどの布製品や、自動車のエアフィルターなどにも加工されている。

大きな話としては、空気中の臭いや細菌などを分解する空気清浄効果もある。酸化チタン200㎡でポプラの樹木14本に相当すると言われているらしい。

調べてみると、建築部材に塗布されたりし、また自分で室内にて、カーテンや壁にと噴霧塗布できる、スプレーも販売されている。

ビルの外壁や、ビルの窓ガラスなどへの塗布工事を請け負う専門業者がある。


★そこで、今回屋根に酸化チタン(TiO₂)噴霧塗装をやってみたくなった。

しかし、我が家の大工さんが使っている塗装屋さんはやったことがない。
話によると酸化チタン塗装には講習会に出たりして専門業者がいるらしい。
塗装屋さんの方でやってみたい、からと、特別な乙波(オッファー:申し出)が来た。

専門業者なら100㎡数十万円は取る。初めてやるから勉強代ということで20万でやらせた貰いたい、との手案であった。

無論、話に乗った。

一方、塗装屋さんは、塗装業者間でヒヤリングを開始していた。

一般には温風低圧スプレーガンを使い、ドイツ製のスプレーガンも見せてもらった。
また彼は自動車の塗装業者からも情報収集し、薄くムラなく塗装するには、業者がつかうドイツ製スプレーガンでなく、自動車用のスプレーガンで丁寧に塗ると結論付け施主に説明してくれたので、それでやろうと決めた。

社長自ら屋根に乗って丁寧にゆっくりと噴霧塗装をやってくれた。

★製品名は、『セブンチタニック』 水性光触媒酸化チタン 内装/外装用

外装仕上げでは、三工程塗り

 ●下地調整
   洗剤・アルコール等で、油膜等よごれを除去する。
   評判からアルコールを使用していた。

 ●塗装工程① アンダーコート上塗り
   セブンチタニック プライマー 噴霧吹き付け塗装

 ●乾燥 常温 1時間以上

 ●塗装工程② チタンコート塗り1回目
   セブンチタニック 噴霧吹き付け塗装

 ●乾燥 常温 1時間以上

 ●塗装工程③ チタンコート塗り2回目
   セブンチタニック 噴霧吹き付け塗装

 ●養生 24時間以上


★あとがき
  
酸化チタン塗装は、金属工学からすれば将来のまさかの時の保険になるし、目に見えるものとしては、防汚効果が期待できるから、重ねぶきしたGL鋼板色ダークグリーンがいつまでも鮮やかだということになる。

抗菌・消臭・殺菌等の効能をもつ家庭用、自動車用の簡単なスプレー剤も出回っているから、機会があれば、追って、試してみたい。

追記)
CATV局は、16:30~19:30まで、端末ボックス移動新装&ケーブルやり直し工事を無事に終えた。

  

2013年3月20日

修理工事013 ecoガラス

ここからは、修理工事をしてみて得た情報などを、メモ代わりに、残しておくことにした。

人は、そう頻繁に新築や改築工事をするわけではないだろうと考える理由は、自分が今回、の両親が建てた築40年の家を、昨春お袋が他界し、両親共が居なくなった途端、崩れ落ちる寸前の軒先が発見され応急手当し、今春に、朽ちる寸前のこの家を修理しなければならなくなった、そんな運命がめぐって来たに過ぎないからである。

修理と言っても、コストパフォーマンスを追求する半額王子としては、やはり、調査・検討し、最適な方法を探し出す中で、現代において話題性のある部材に出会い、様座なことを学ぶことが出来た。

そのキーワードは、なんといっても、「環境」、「エコ」であろう。

例えば、車なら、将来、ガソリン車をまだ持っていると、「えっ!御宅はまだ石炭ストーブですか!?」みたいな表現で、冷たい目で見られるがごとき世の中に住んでしまうと、少し肩身の狭くなるかも知れない、そう予想できる。

いま、すでに、昔夢だった電気自動車が出現し始めている。最低でもハイブリッドカーを持っていないと笑われるかな?そんな時期は数年から十年以内に自分にもやって来ることだろうと想像は出来る。
いまだに、ガソリン車2990ccに乗っている自分は、年齢的に、ガソリン車でマイカー人生を終えることだろう。

話は戻って、今回修理工事で何を重視したか?

おさらいしてみると、
①防水対策、
②新部材採用、
②断熱対策、
 この3重大課題への挑戦に尽きる。

防水対策と新部材採用は、家屋そのものの寿命を延ばす、物理的延命対策である。
と同時に、追加した、断熱対策として新部材を積極的に採用し、住む家族の快適性、ひいては、家族ひとりひとりの良好な健康が維持できる環境を改善する方法である。


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部材メーカーのいくつかのデータをピックアップしてみる。

まず、断熱するにはどうするか?熱伝導率の低い、密封した空気層を作るのがいい。

縁側を増設するとすぐわかる。
いままで外に面していた部屋が、縁側の空気層のお蔭で、外気温に左右されにくくなってくる、その典型的な効果である。
それもガラスを二枚にし空気層を造ったり、真空ガラスを使ったりする。
これが開放口にあるガラス部分での断熱性を高める方法である。

1、家屋から放熱される熱は、玄関が48%とダントツに大きい。
  そう、玄関ドアのメーカーは、高断熱性ドアがシャットアウできる、と宣伝している。
  ドアに断熱材を投入したり、ペアガラスを使用したり、建物側の枠には熱伝導を遮蔽する枠を入れたりしている。

2、空気層を形成するペアガラスの効果は、断熱・結露・遮音である。
  ①二枚のガラスをサッシ戸に組み込む
  ②真空ガラスを使う。
  ③追加したサッシ戸で既存サッシ戸との間に空気層を作る。

  さらに、高級になると、Low-E複層ガラス。Low-EとはLow Emissivity(低放射)の意味。
  複層ガラスのうち、その内面部に特殊な金属膜を設けたものを差す。
  外側ガラスの内面側に特殊金属膜を設けたもの=遮熱高断熱複層ガラス。
  内側ガラスの外面に設けたもの=高断熱ガラス。
  施工地域の寒暖や建物開口部(採光窓)の向きによって使い分ける。
  断熱性が高く、冷暖房負荷を大きく削減でき、初期費用が数年で回収できるという。

  また、真空ガラスの中にフィルムを挟むことで、防犯ガラスが出来る。
  防犯ガラスについては、後述。

3、リフォームで使われている方法としては、
  ①既存ガラスサッシをそのまま残し、別のガラスサッシ枠を追加し、その間に出来る空気層により断熱性を高める。
  ②アタッチメント付複層ガラスを使用する。
  これらで、丸ごとサッシ交換に比べて、低価格で手軽に複層のガラスの効果を得ることが出来る。

4、真空ガラスについて、今回の修理でも、調査してみた。


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◆ 真空ガラス ◆

日本硝子のWebサイトやそのほかの資料を見てみた。

歴史を見ると、真空ガラスのアイディアは、1913年に公表され、製造を試みるが実現しなかった。
シドニー大学のRコリンズ教授が研究し、真空ガラスの技術が進歩。熱の流れのメカニズム、真空安定性、大気圧や温度差から発生する応力について解明され、1989年、1m四方真空ガラス約700枚の政策に成功。1994年日本硝子は教授と提携、世界で初めて商品開発に着手し、真空ガラススペーシアが誕生、量産化成功。

最大の特徴は、既存の窓枠に対応できる薄さでは、他に追従を許さず、世界唯一の製品。

熱伝達を遮断するには、熱伝導、対流、硼砂(輻射)を抑えることだとある。

熱伝導は、真空にすればゼロに近い。

真空になったあと2枚のガラスが大気圧により接触(くっつく)のを防ぐためにマイクロスペーサーを挟み込んだ。
マイクロスペーサーを介した伝達を極力少なく抑える必要あった。この配置と強度の関係が緻密な計算で実現された、とある。
構成は、Low-Eガラス+0.2mm真空層(真空層を保持するマイクロスペーサーがある)+高断熱特殊金属膜+ガラス。

熱貫流率で、一枚ガラスが5.9、真空ガラスは1.2。
熱を逃がしにくく、暖房が効きやすく、冬暖かい室内環境が作れる。

ちなみに、1㎡あたり31千円~。


◆ 防犯ガラス ◆

さらに、真空ガラスと防犯ガラス戸がドッキングした防犯ガラスがある。

2.5mmガラス+0.4mm特殊中間膜+1.2mmポリカーボネイト板+0.4mm特殊中間膜+3mmLow-Eガラス+0.2mm真空層+マイクロスペーサー+3mmガラス

従来28mm厚だったが、10.7mm厚を開発されたから、従来のサッシ枠のガラスと交換できる通常の真空ガラスと同じく、容易に、手に入れることが出来る。

遮熱(UV99.9%以上カット)・遮音・防音・高断熱・エコ・省エネ(37%減)・防露(-25℃)・耐風圧の特性を持つ、欲張ったパーフェクトガラス、と呼ばれる所以である。

しかし、高額で売れなかったので生産中止が決定。2013.1.11で受注締め切りとなった。

ちなみに、1㎡あたり67千円~。 真空ガラスの2倍の価格だった。




2013年3月12日

修理工事012 板金加工の技

古い雨樋を撤去したあと、木製の破風板に、GL鋼板の破風板を被せる修理を行った。

2F屋根軒には105mm幅角型雨樋。1F軒には150mm幅角型雨樋。それらを破風板にぴったりくっつけて取付けた。離れていると見っとも無いからだ。そうすることで、破風板と一体感が出てくる。

20130312amadoi1f.jpg1F軒先の破風板は、段差が付いている。水切りを良くするために、下段が引っ込んでいるから、そこにぴったりと、150mm幅角型雨樋を取付けた。

だから、見てくれに一体感が出た。雨どいの色は、ヨーロピアンホワイト。

品のいいカラーで、上段にシルバーブラウン色艶があるGL鋼板、その下のホワイト、二段ラインが1Fと2Fとの境界線にアクセントをつける。

GL鋼板の破風板は、板金加工で作られた。

普通の1.8m長だと継ぎ目が多くなる。この板金屋さんは長尺高性能カッターと高精度の角度設定を実現したタッチパネル6m折曲機を所有しているから、こうした長尺の板金加工GL破風板を取付けてくれたから、継ぎ目が少ない分、外観がゴージャスに見える。

20130312toiadjust.jpgその雨樋をバルコニー先端から下を見た所。左右の樋が縦樋受け皿で、接続されている。よく見ると、写真上の内部に突起が見える。実は、これは夏冬との温度の違いから雨樋が膨張伸縮するのをここで調整している。雨どいの方の外側にレールがあってこの受け皿がずれる仕組み。これの調整部がないと90度で交差する角隅において、変形が生じてしまう。

20130312toiadjust2.jpg上の写真は、雨どいが無い箇所で、同じように、調整の下カバーが付いている。

雨どいを破風板に取付けたあと、機構的な応力がまだ両方の雨樋に働いているからそれをリリースする間しばらくそのままにし、落ち着いたらこのピンを抜くとその場で固定される仕組み。


20130312toi150.jpg150mm幅角型雨樋の断面。下(手前)側が破風板。

雨樋を破風板に取付けた時、吊り支柱は上と下の端の内側に引っかけるから、外部から支柱は一切見えなくなるからすっきりする。

役に立たなかった重たい鉄板の飾り板を撤去したあと、造形美のある破風板と雨樋との一体感で、修理したあとの方が、美しい仕上がりになった、効果ある事例である。

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◆ エピローグ ◆   (修理工事のブログの終章)

この10日間ほど、取り壊し、廃材撤去、修理・補修などの今回の大掛かりとなった修理工事の主だった点をブログにUPして来た。

半額王子としては、投資対効果比の良い修理工事を見つけよう。
今回も、この方針で、計画した。

大工さん達とその職人さん達の知恵ももらいつつ、半年間にわたって、相談し、計画をまとめて、実行してきたのだった。

餅屋は餅屋。色々工夫してくれた。施主の希望もよく聴いてもらえて、いろいろな提案が出され検討し、具現化してくれた。

そして、その投資対効果比が上がった。

さまざまな工事を同時にやることは大きなメリットを生む。

それを生かせば、時間とお金とをかなりセーブできるからだ。

たとえば、足場を組んでいる期間中に、やれることを組み込み実行する事などである。

大工さんの仕事、防水屋さんの仕事、板金屋さんの仕事、塗装屋さんの仕事、電気屋さんの仕事、エアコン屋さんの仕事、など、多くの業種が修理工事に関わる。

タイミング良く、入れ替わり立ち代わり、出入りして、仕事を行えることが出来る。

その総指揮は、若い二代目の大工さんがとり、合わせて親族三人の大工さんたちが工事期間中ずっと仕事を続く中、うまい具合に、これらの他の業種の仕事も進んだ。

雨で悪化した天候異変以外。強風の中での仕事はやるし、連日途切れもなく続いたのである。

この途切れなくと工事の姿は、今の世の中、なかなかないらしい。
ご近所で去年新築した現場を見ていたら、職人さんの手配がつかないのか、仕事をしない日がかなり多かった印象を受けていた。


さて、これから先は、修理工事ではない。

メーカー・旭トステムのキャッチフレーズである「美粧」がはじまるが、修理が終わった後始末の化粧部分である。

だから修理工事のブログはこれにて完了としたい。


修理工事011 騒音問題

★修理、リフォーム、新築工事は、近所様お互い様、ある程度、騒音などは、我慢できる範疇でしょう。

きのう最後の木製雨戸の撤去が始まった。一旦静かだったのがこの取り壊しで気が付いた事がある。

工事の騒音は色々ある。
・電 動鋸で鉄製手摺など切る「クイーンッ!」。
・木製雨戸の撤去、戸袋などバールを差し込みハンマーで叩きながら板を剥がす「ガリガリッ!」「バリバリッ!」 「ガシャッ!」。
・電動ドライバーで防水した時のコンパネが浮かないように25cmラスターでネジを取付ける「ググググッ!」。
・圧搾空気エアハンマーで釘を 打ち付ける「ブシャッ!」。
・手で叩く金槌の「トントン!」。電動鋸で板を切る「ジーッ!」。

不快な音が近所を悩ますだろう。

当初工事をやる時期として、窓が閉まっている冬と指定していたが、大工さんは、雪を心配、工事中断を嫌がった。その間は他のリフォームで稼げる。

とうとう春の3月になってしまい、ご近所様が窓をあける時期だから、騒音嫌がるだろうな、と心配していた。

幸か不幸か、花粉・黄砂・PM2.5が飛散し、窓を閉めている家が多い。


20130312ikoi.jpgのんびりと、静かな、環境が、自分には、適している。


★次は、どうもストレスの原因は、「騒音」だとあらためて気が付いたという話。

入浴した翌日なのに、肩が凝り、腰が痛くなり、首も硬くなり、・・・ストレスは、どこから来るか、工事が始まってその原因を特定しようとしていた。

3/1足場組立以来、雨戸や窓を閉め切った家の中に篭城するに等しい、環境の激変もストレス。
しかし、元凶は、これではない。

きのう最後の西掃出しの雨戸を撤去し始めた。
この騒音を聞いていた。

ここの所しばらく静かだったし、おととい入浴したばかりなのに、昨晩は寝づらくきつかったからだ。
目覚めの悪い朝を迎えた今朝、考えてみた。

あきらかに騒音によるストレスだと判った。

自分は、実験室での開発、オッフィスワーク、外回り営業、これらの仕事などは体験してきた。
しかし、工事現場みたいな騒音環境下で働いたことがなかった。

騒音ある職場では、自分はとても働けない、と悟った。

修理工事現場、ここから逃げ出すわけにはいかない。

対策はひとつ。

耳栓しかない。
航空機に乗る際に使う耳栓を使うことにした。

修理工事の騒音発生は、間もなく、峠を越すだろう。

このあとは手直しなど快適性向上のための付加価値ある工事に入る。
それまで、我慢の一言。

2013年3月11日

修理工事010 2F熱風排気窓

木製雨戸や木製格子を廃棄するので、今回そのついでに改善する。
その目玉のひとつ。特注のECOマド。
2F廊下の北窓は、天井すれすれに取り付けた。

20130311ittaimado.jpg左から階段上がると、手前が二階の廊下で各部屋に通じている。

この窓は、玄関の真上にあって、玄関の前は、6m道路でそのむこうは畑、市民農園で、その先ずっと、畑・農地であり、200mほど先に平屋が少しあるが、広々とした風景が広がっている。

しかし、この北窓(正確には東北向き)には、冬は、冷たい北風が容赦なく直接吹き付けて来る。

快適性を上げるために、特注で作らせた理由は、

・ペアガラスにして断熱性を高めた。
・防犯格子を全体に一挙にかけられる上下一体型特注サッシ窓枠とした。
・一番上が、2段でうち倒しできる、クリアペアガラス窓。
・下2枚は、上下片方ずつ自由に開け閉めできる、曇りペアガラス窓。

天井すれすれにあるから、一番上は、排気専用。
クリアだからいつでも朝起きて空の状態が判る。

強風でなければ、昼夜、上の手前に引き下げてうち倒しで開けっ放しする。
階段から登って来た一階の熱風や2階の熱風は、ここから外に対流で自然に排出される仕組み。

下の二段も利用すると、排気口面積は増える。

下二段の上だけ開けると、通りからこちらの人は見えない。通りを見たければ、下を上げればいい。
普段は、最上段をうち倒しで、この上下二段の上だけ下げて開放していれば、風通しはいい、という仕組み。

内倒し窓と下上下UpDown窓との境に、カーテンレール取付る。

左手前にある2Fトイレの窓も開けるから、風の道ができるので、排気、通気ともスムーズになる。

家屋は、風の道をどう作るか?
家の中に熱気が少なければ、夏、エアコンなしの時間帯が作れる。
これが、ECO志向目的の窓である。

2013年3月10日

修理工事009 柔軟なリズム

きょうは日曜日だから休み。しかし、体内時計は変わらない。いつものように、早起きである。

20130310asa.jpg静かな日曜日の朝。 のんびりと、コーヒーにパンで済ませる。


祭日日曜以外の月曜から土曜まで工事をしてくれている。

朝晩、必ず、大工さん達を玄関で迎え、送る。日中は、時折、打合せしている。これだけ長い間、大工さんと接していると、会話のテーマも色々出てくる。

大 工さんたちはファミリータッグで工事をしている。

きのうベテランのおじさんは、書斎の南の腐りかけている木製雨戸を外して、アルミサッシの雨戸一筋を付けてくれた。

普通だと、窓なら2~3個はこなす。とこ ろが、ここ一ヵ所だけで、8-17時までかかった。どうも家屋に付いてた窓枠が傾いていたのが原因らしい。

それでもまだ、木製雨戸が家屋壁から別 の木枠で出っ張って取付けてあったから、その木枠を新しく不可し正しく取付けた上に、サッシ雨戸を取付けられたから、よかった。中のガラス戸の木枠までいじらなかった。

「新築と違い、その現場に合わせて、修理仕事をせねばならないのは大変なんだね。」と若い二代目に話した。

聞いてみると、サイディングつけるのにトントンしていたら、屋内の額縁や飾りが落ちた、とか、工事は日曜はやらないがたまたまアパートでの工事でやらざるを得なかった時があって、勤め朝帰りの人から怒鳴られたとか。

この大工さん達ネ ジを多く使う。

その理由とは、グググッーの方が、ダンダンと釘を打ち付けるよりも、手間はかかるが、大工としては釘だと判らないけどネジだと中までしっかり止まってい るかどうかも(締まったら最後空回りする、空回りしないなら、空洞でだめと)判るし、気分を害する音でいえば、ハンマーの方が嫌がられるから、だそうだ。

丁寧な仕事をしてくれるこのおじさんとは、お茶の時間にしばしば会話しているうちに阿吽の呼吸的に仲良しになっている。

私の方は、ちりも積もれば山となる、じゃないが、庭木の移植をやっていて、毎日少しずつ掘って来ていた。

背丈が1.5mに育ったナツメの木は、簡単でなかった。掘ってみると、30cm下の地盤が固いせいで、横に根が逃げ 2cmφ程の太い根が数本這っていた。スコップで叩いても太い根は切れないから、鋸で切るしかない。それも、一日一本のペースだから時間がかかった。

「こうして少 しずつやっても、やがてこの木は奥の方に移植できるんですよ。そんなペースで、出来ることもあるんですよねえ。」と先輩面して話しておいた。

きのう夕方になって、やっと、最後の太い根を鋸で切れた。これま何日もかけて少しずつ掘り込んでおいた庭奥の大きな穴に、肥料や腐葉土を入れたあと、伐採したナツメを植え付けた。

修理工事、家屋の大工さん仕事も似ている。コツコツと朝から晩までもくもくと少しずつ仕事をこなしていて、やがて、だんだんと体裁が整ってくる。

現役時代の自分の仕事も同じだった。コツコツとやって最後に完成させては喜んでいたものだ。

大工さん達も、同じく、完成した時の喜びこそが、(代金回収字が本当の喜び、それが本音だろうが)仕事をこなしていて働き甲斐を感ずる瞬間、それを期待しているから苦しくても頑張れるのだろう。

だから、大工さん達とのコミュニケーションは、大事にしたいし、している。信頼感さえあれば、途中色々あっても、最終的に、その時点でのよりベターな結果を導き出し合うことができる。

このブログページの左下にある、検索欄に、「フランクフルト」と入力すると、当該ブログ記事が出てくるが、2010.6.4のブログ記事に、ドイツ人は、少しずつ仕事をすることを書いている。自分がフランクフルトに駐在している間、フランクフルト駅も、オペラハウス復元も、平日日中だけの工事は遅々として進まず、とうとう完成しなかった。

ドイツ人の口癖がある。「まあ、ゆっくり!」「ドイツ人的徹底性」。いい面もあるだろう。そうした文化に触れた私でも、日本に戻れば、アメリカナイズされているスピード感で働いていた。

だから、緩急自在に、仕事や生活を出来るのが、一番理想的なんだろう、と思う。

高齢化してくると、緩やかにの方向に暗示を受け、引っ張られやすい。それは危険だと思う。

もう一つ例え話をすると、NHKの健康番組で解説していたが、ある夫婦が子供が巣立ったあと、二人になって、それから食事は、魚中心にした。ところが、大きな変化が起きた。

やる気を失い、生気を失い、体を壊すようになった。そこで医師は、バランスのある食事に戻しなさい、と指導した。つまり、ある程度肉を食べることが必要だ、と。肉はタンパク質で重要。それを、年寄二人になったからと、老人食(実はこの暗示もおかしい)にしようと考えたのは間違いだ、と。

そして、バランスよく食事を摂りだしたら、また元気になり、やる気も出てきた、という解説だった。

年寄だから、高齢者だから、と、多くの年配者たちが、自分を追い込んでいるのではないだろうか?

原点に戻る、そんな言葉もあるが、高齢者だと。自分を決めつけてしまい、こじんまりと鎮座せずに、何事に対しても、出来るだけ積極性も取り入れたりし、バランスいい生活の方を追求していく内に、自分にあうスタイルが見つけられる、近づく、とそういう考え方でシニア・ライフを送る方が賢明だ、と考えている。



2013年3月 9日

修理工事008 特注サッシ窓

2階廊下は、一階からの階段を上り切ったところに、窓があった。
20130309oldjogemado.jpg一番上の窓は、この家を新築した工場建設経験のある親父は、当初、箱型エアコンを取付ける穴としてあけたらしい。
これで二階全部を冷房しようとしていた。
しかし、この窓は40年間メクラのガラスが入ったままだった。

夏は、二階の廊下に、一階の熱気と二階の熱気とが集まり、溜まっているから、各部屋に影響を与えていた。

ここで、屋内の熱気を一気に排気できるようにしておくのがエコ設計になる。

そこで特注したのが、防犯格子付窓。

最上段は、内倒しできる、クリア・ペアガラス戸。
下段は、上下できる、くもりペアガラス戸。

これで、熱気排気の効率が上がる。

外の空や天候がチェックできるように、一番上のガラスは、クリアにした。

20130309tokusasshi.jpg家は45度方向が傾いている。東は、実際は、北東である。

この窓は、北東の壁につく。

東北入り玄関のちょうど真上に当たる。

玄関の先は、道路隔てて、市民農園だし、その先、広い畑・田園風景が展開しており、一年中、眺めは抜群にいい場所である。

冬は、寒い北風が当たる場所にもなる。ペアガラス化は、2F廊下が冷え込むのを防ぐ。

ここからは、修理というよりも、改善の分類に入る工事となる。

木製雨戸を撤去したのは、老朽化木部からアルミに変えて、雨水侵入の危険性を避けるため。

アルミサッシ雨戸に入れ替えると同時に、コーキング処理で、しっかり防水工事もやれたから、住居環境が改善されることになる。






2013年3月 8日

修理工事007 アレコレソレ

2F外壁の防水工事 

つづき

きのう、2F外壁の防止関所として、張った一段目の加工GL鋼板の上に、かぶせるように、外壁色に合わせた別の加工GL鋼板を乗せて張った。

2F外壁の防水処理、二段目の関所がこれ。 上が張ったばかり。 下が、そのあとコーキングしたもの。

201303082danseki.jpgこのダブルの加工GL鋼板の関所で、外壁の立ち上がり付近から、万が一、雨水が侵入して、外壁内の木部やバルコニー内部のコンパネ部に浸水して行かないように、誘導するための二段重ねによる構造的な防水工事である。


2F屋根木造破風板に加工GL鋼板を被せて新しく生まれ変わった破風板の上には、雨どいを支えるための金具を取り付けた。

20130308amadoihanger.jpg雨樋のメーカー製。ステンレス、もちろん釘もステンレス。
構造的に、普通見かける下から支えるタイプでなく、雨樋の中にひっかけ、上から雨どいを吊るすための支柱。


20130308amadoituri.jpg屋根から雨が雨樋に注ぐ際に、この金具が濡れてしまうから、ステンレスなら錆びない。

雨樋を取り付けたあと、この支柱は見えなくなるから、破風板に、すっきりした雨樋のラインが、美しく映える、という訳。



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修理というイベントは、悩ましい。

家屋をいい状態で維持するのに必須条件だと判っていても、年老いた両親は、亡くなる前は靜かに過ごしたい、と思って、家族と仲良く楽しく過ごす生活の方を求めてそれを実行していた。そのことは家族にとっても良かった。 

しかし、家屋にとっては、修理は必ずやるものだった。いわば必須条件。でも、親の生き方を見ると、単なる、必要条件だったに過ぎない、そう思えてくるのである。

いま、経年変化で、痛みが激しく、大幅な修理や、代替えの部材で、これから、如何に長く持たせるか?を検討し、コストパフォーマンスのよい修理ができるか、そっちの方が、引き継いだ長男としては、必須条件だったんだろうな、と、あらためて、親が残した修理資金に、プラスして、修理代金を払って行っていることこそが、やるべき義務として残してくれていたんだな、と、振り返る。

修理できるぎりぎりだった警告サインが出ていた状態で着手できて、幸いした。
これ以上傷んでいたら、取り返しのつかない状態ということだから、そうなっていたら果たして、修理で乗り越えられたかどうか判らない。これは大工さんも同じ意見である。

この修理工事を通して、色々考えさせられた。

発端は、2012年春の風呂場リフォーム時に、大工さんが見つけてくれた。

裏の軒の一部が、下の写真の様に、崩落寸前の症状だった。

20130307horakuyosu.jpgこの写真に見える鉄製部材、軒の中の鉄部分、バルコニーの鉄の手摺も錆びで腐り始めていた。
鉄と木部とやられていたなら、素人でも、これは大変な事態だ、と容易に想像させられた。

そして、修理代金の見積もりが出てきたが、単純に修理じゃ能がない。

やるならば、コストパフォーマンスを考慮しながら、軽くて、長持ちして、丈夫な、新しい部材で、効果的な修理方法で、市場にある評判のいい新しい建築部材を上手に使って実現したい、と大工さんに相談し、打合せを続け、構想がまとまり、やっと、今回の修理工事に踏み切ったのである。

鉄製手摺、飾りだけの重たい幕板、などなど。。。。。古い時代遅れの部材は排除し、新しい工法・部材の見直しをした。
前にも書いたが、新築した1973年にアメリカで開発されたガルバリウム(GL)鋼板、40年後に世話になっている。

しかし、施主としては、この崩壊寸前の状態を見逃していたのは事実である。

いつもお世話になっている大工さんが、良き相談相手になってもらったことも、今回の修理工事の付加価値を上げた。

建物は人間の体と同じみたいだ。表面に傷が現れた時は、危険信号!ホームドクターならぬ、ハウスドクターとのおつきあいは大事だ!

20130308befaft.jpg右の掃出しの木製雨戸の下が、バルコニー面に接していた。戸袋の空いたところから雨水が入ると溜りもしウレタンシートの破れでもあればそこから屋内に浸水し木部を腐らせる危険を40年間はらんでいた。

新しいサッシ雨戸は、バルコニー面から浮いているから問題なくなる。
家屋には、新築当時から、そうした隠れた不手際が潜んでいることがある。
大工さんは、そんな危険な個所を早めに発見し、対策を考えてくれた。

その時、投資対効果比の検討から、アルミ雨戸サッシ化すれば、防水完璧修理だけで終わらす、プラス、重たい雨戸でなく傷みにくい軽いアルミの雨戸に変える、というような、一挙両得となる改善策が取られた訳。

ならば、施主も修理代金を支払っても、より快適な生活になれば、投資信託の様に、利益が大きいことが期待される。

つくづく、建物の管理は難しく、コストがかかるものである。

例えで申すなら、普通預金は利子が低い。今回は投資信託もどき、投資したお金で、利殖(住民が受ける利益)を生む出せる、より大きいベネフィット(恩恵)を生む工事としている。

信頼性の高い評判のいい部材や工法を使う限り、投資のリスクはない、その点も抑えてある。。

「年取ると持ち家は重荷になる」と人はいうが、本当にそうだ!と、痛感させられた次第。
消費税が来年4月に8%となり3%も上がる、その前にやるのは当然のことである。





2013年3月 7日

修理工事006 防水・外壁水切り

曇天の朝を迎えた。

残りの木製雨戸撤去が始まった。 2F雨樋の撤去が始まった。


防水関所となるGL鋼板を、バルコニーや軒上から外壁に立ち上がっている防水面に、かぶせ始めた。
20130307sekisho1st.jpgよく見ると、外壁に立ち上がっていたERP防水面の上に、重なる用事取り付けている。これが一段目の関所となる。


このGL鋼板の上部をコーキングしておく。 ここまで、まだ、途中の段階である。

20130307sekiseal.jpgこのあと、二段目の関所が設けるため、この上に、少し高めにずらして、二段目のGL鋼板をかぶせ取付けることになる。

そしてあと、この上に外壁防水処理が行われると、この二段ずらしで重ねた二枚のGL鋼板は隠れて見えなくなる。

つまり、吹きつけられた雨水は、防水処理された外壁を伝って流れて、バルコニー面へ流れる仕組み。

もし、仮に何かの傷や亀裂が生じたあとに、吹きつけられた雨水が、外壁防水処理面の中に侵入したして、下に伝って流れても、この立ち上がり関所が二段で防ぐ仕組みは、こうである。

仮に上から最初の関所を突破しても、その下の鋼板に同じX軸で穴が開いてしまう確率はかなり低いから、下の鋼板の表面を流れてバルコニーへと排水されてしまう。だから二段構えにして完全確実性を確保している手の込んだ仕組みである。


とにかく、雨水が、壁内に侵入してしまうと、内部の木部を傷めるから建物寿命を縮める。絶対に侵入を阻止して守る、そのための工夫がここにある。

こうして、壁の立ち上がり部分には二段関所を設けられるが、一方、スペース的に無理な場所がある。

バルコニー面に近い、掃出し戸サッシ枠の下部である。ここは、この二段関所工法が使えないから、コーキングをしておく。

20130307hakidashiseal.jpgこの掃出し戸サッシ枠の下とバルコニー面との間、数センチのところでは、雨が降っている間、バルコニー面に雨が落ちて、跳ねあがって、水しぶきが飛散している。

跳ねあがった水しぶきは、このサッシ枠下に回り込んで、隙間があれば、浸水してドアの中、つまり、サッシ下部の木部家屋内に浸水してしまう。

すると、家屋が腐る。それは大敵。とにかく、雨水の侵入を阻止する。


いよいよ屋根周りの防水処理である。

既存のスレート瓦に、GL鋼板屋根を重ね葺きした。

既存の屋根の下の破風板は、木製で40年間で風雨に晒されこのように傷んでいた。

ここに、板金加工されたGL鋼板を、屋根下からはめ込み、木製破風板に被せる。
これで木製破風板は保護され長持ちする。

写真は、屋根のすぐ下を撮影したもの。

左北側の破風板は、GL鋼板でカーバーする作業が終わっている。
右西側の木製破風板には、これから、GL鋼板を張る、という工事途中の状態である。

20130307yanehafugl.jpg
板金屋さんが運び込んだ部材は、下の写真で、
左が、2F軒の破風板を覆う加工GL鋼板。
右が、幅7cmほどの端を折り曲げ強度を増した加工GL鋼板、
の二種類である。

20130307hafumizukiri.jpg左が2F屋根破風板を覆うGL鋼板。
中央が2F外壁立ち上がり部分の防水関所となるGL鋼板。
右が撤去した2F屋根雨樋。

屋根の木造破風板が、GL鋼板で覆われたから、雨水で濡れることは無くなり、寿命が延びた。

20130307yanehafugl02.jpgダークグリーンのGL鋼板の屋根重ね葺き、そして、GL鋼板で覆われた破風板。
これで軒先の雨水からの防水処理が終わる。

明日は、バルコニー/1F軒先から2F外壁に立ち上がる部分の二段関所の二段目に使う加工GL鋼板が持ち込まれる。


昼ごろから晴れだし、風が強くなった。花粉が多く飛び、メガネとマスクとをして、これら工事を見守ったが、目はかゆくなり、くしゃみはひどく、つらかった。

修理工事初めて一週間目、取り壊し廃材もだんだん少なって来ている。

これまで、修理の足場組の家の中に篭城し、窓は閉め切りとなっているから、そんな生活を耐えながらも、無意識に受けるストレスが続いている。

工事の人たちも、家の人たちも、共存は難しい。工事の人たちから見ても、家の人たちが居ない方が、仕事はやり易いだろう。修理は新築と違い、施主が居ないと判断決定が出来ずに進まない予想外の問題が次から次へと出て来やすいから、双方が我慢して、うまくいくように図らねばならない。


やがて、取り壊し廃材も減っていくにつれて、我、高齢者がこうむるストレスも、徐々に少なくなっていくことを期待したい。

足場組と屋根に上がる道となった庭はあちこち散らかっているが、ふと見上げると、紅梅、白梅とが咲き始めていることに気が付く。

20130307kouhakubai.jpg

2013年3月 6日

修理工事005 防水・破風板

煙突の煙がまっすぐ晴れの空にあがっている。 18℃と4月の気温で温かい!

14畳分バルコニーのERP防水工事が終わったので、残りの6畳分のバルコニーのERP防水を防水工事を、今朝から始めて夕方までに終えた。

板金屋さんは、自社工場の4m幅折り曲げ機械で加工した、コンパネの先端に取り付けたL形のGL鋼板の他に、次のGL鋼板破風板を持参し、古い木製の破風板の上に取り付け始めた。

このGL鋼板は、金属屋根・壁用の部材。曝露7年で光沢保持率92%の色持ちの良い耐候性、親水化によるセルフクリーニング(雨筋/耐汚染)機能。シルバーブラウン。

防水工事を、三面からアタックする作戦が今回の目玉。

① コンパネを張り、ガラス繊維を樹脂で固めるERP防水処理。
② 二枚のGL鋼板(板金加工特注)で、「コンパネ」から「破風板」までカバーしてしまう。
③ 二枚のGL鋼板(板金加工特注)で、バルコニー面から2F外壁の立ち上がりに、二段の関所を設ける。

①は、3/4,5,6の3日間で予定どおり完了。

②は、きょう1Fの軒先破風板のぐるりに90%ほど取付完了。

③明日、②を完了させ、2F外壁立ち上がり部位に、一枚目の加工板金を取り付ける(1段目の関所)。

②の部材がこれ! 加工板金の断面 (この写真では、二枚分写っている)

20130306glhafu.jpgこれを、既存の木造の破風板に取り付ける際に、コンパネ先端に取り付けた板金加工したGL鋼板とかみ合わせる。その際、水切りがうまくいくように重ねる。ここが今回大工さんが、木部が腐らないように工夫してくれた絶妙の案!

20130306mizukiri.jpg大工さんと板金屋さんとが考えてくれた、GL鋼板①②の二枚を使い、水切り完璧な形状・構造が実現した。

GL(ガルバリウム)鋼板①プラス②の二段で幅30cmとなる。
デザインとしても、段差があるから、美しく・シャープで粋なハイカラさを感じる。
20130306nidanhafu.jpg

下の写真は、修理前の飾り板で、ウレタン防水シートの先端の凸凹と雨樋とを隠すだけの鉄の塊だけで、木製破風板に総重量の負担が掛かって40年間経過していた。

案の定、朽ちる恐れのあるところも散見されたので、こうした思い切った工夫で、確実に雨水処理をしてみたのである。

20130306oldmakuita.jpg当初大工さんが単純のこの飾り板の交換で見積もり出してきたところを見ると、我が家みたいに、「無駄な飾り板に使う費用と破風板への負荷を減らしたいから、代替案を考えてくれ」と、ここまで神経質に指示する施主は、珍しいのかもしれない。

外回りの大敵は、紫外線・風もあるが、雨対策こそが内部に影響を最も与えやすい大事な課題である。

その原点から出発し、修理するにしても、単純に原状復帰するだけではなく、プラス、より改善となる工事を目指している。

投資対効果比は、どこにでも通ずる、経済効果であるべき。

たかが、修理、されど、修理。 
そこに、コストパフォーマンスの成果を探し求めるのは、我半額王子のやりがい、極意の発揮しどころ也。


さて、この新しいGL鋼板破風板の下の段②には、150mm幅の大型角型雨樋が、天吊り(支柱が下から見えない)で取付けられる。

家庭用の普通の100mm幅雨樋でなく、工場や大型建築で使用する150mm幅雨樋を採用した理由がある。

確実に雨の水切りを破風板までにやっても、さらに雨水をこぼすことなくキャッチすることこそ、他の部位、例えば破風板や家屋の壁に水が飛ばないためでもある。

とにかく雨水を建物から遠ざけたし!

この存在感のある大型雨樋については、取付けた際に、また紹介したい。


細かいところでは、木製雨戸を取り壊していない窓があるから、それらをアルミ雨戸に変える。

大きくみると、屋根、防水、これが終った。

次は、足場のあるうちに、外壁に移る。



2013年3月 5日

修理工事004 防水工事

きのうの夜は雨の予想だったから、夜遅くまでビニールシートに建築用シートをバルコニー一面にびっしりと隙間なく張った。予想外に多く降ったが、そのシートが濡れるのを防ぎ、今朝コンパネは乾いた良好な状態であった。

防水工事が始まった。大工さんがきのうGL鋼板破風板をコンパネ面の端にねじ止めしていた。防水屋さんは、さらに5cm間隔に、鋼板の上からコンパネに釘を打ちつけて密着度を増していた。それから、目地を縫い潰し平らにした。

その跡接着剤を塗布。ガラス繊維のロールを広げ、敷き詰めた。その際、アイカ工業KK製FRP防水用ジョリエースJE-2003が使われた。

20130305bousu.jpg午前中にここまで終わった。これを乾かしておく。

下の写真で2点注目してほしい。
一点目は、GL鋼板を直角L形に折り曲げてコンパネの端に被せた破風板。その天井までガラス繊維を敷いている。つまり、そこまで防水処理をすることを意味する。これによりバルコニー面の防水は完璧になる。

二点目は、2F外壁との立ち上がり部分に注目。ガラス繊維が10cm余ほど壁に添って立ち上がっている。防水処理をここまでやっておく意味は、追加の処理方法が施工された時に解説したい。

20130305bousuikabebu.jpg防水工事は、①コンパネ張り、②下塗り、③ガラス繊維を敷き詰める、④中塗りは硬化剤を混合、⑤上塗りの工程がある。

昼から始まったのが、中塗り工程。

20130305bousuiuwanuri.jpgガラス繊維が封じ込まれていく。この溶液には必要な硬化剤が混ぜている。その効果速度を決めるコツが職人技であるらしい。

この日の天気の温度に合わせて乾く時間を計算しそれの応じた量を加えているという。

20130305bousuiuwanuri2.jpgガラス繊維が少し透けて見える。時間通りに硬化したあとに最終塗料を塗る。以前はうぐいす色だったが、今回は一般的に多いグレーを指定した。FRP系に使う塗料もアイカ工業KKのジョリエースC-20グレー。

20130305bousuifinish.jpg仕上がりは、このように、光沢のある品のいいグレー色である。



1F和室の木造雨戸を廃棄したあと、アルミ断熱雨戸付サッシを、取付けはじめた。

20130305waamado.jpg和室は障子がある。ところが純粋な木造建築でないプレハブのため、洋間と違い構造上問題で、サッシ雨戸がそのまま取りつかない。

木製雨戸部分が壁の外に飛び出ていた。サッシ雨戸を取付けるために、大工さんたちは相談し、既存開口部に、木部土台を追加し浮かせるための額縁と雨戸の裏にも台座をあてがってはじめて、雨戸サッシを取付けられた。この検討と作業とに時間を要し、きょうは二カ所しか終わらなかった。

なお、木製雨戸を撤去したあと、アルミサッシ雨戸枠を取付けて、すべて断熱雨戸に変える。
外壁開口部からの冷気をより強く遮断したいからである。


一方、修理工事では、からなず廃棄部材が出てくる。その代表をここに示す。

20130305haizai.jpg左が、45cn幅の飾り鉄幕板、かなり重たい。それと、コの字形した鉄支柱。右が、木部破風板に支柱を取付けるためのラワン材。水に強いラワン材だから40年間持った。ラワン材もボロボロとなっている。

何のための部材だったか?バルコニーや軒のウレタン塗装の端が凸凹になっている体裁を、通りから見た時に、隠すためだけだった。

また、これらは明らかに錆びているし、木部はボロボロになっている。これでは昨年軒の一部が崩落しかかった訳だ。

これらを放置していたら、これから、家の周りの飾り板が次から次へと崩落して大事故になっていたことだろう。思わず身震いするくらいの恐怖感を覚えてしまう。

今回の修理タイミングが最後のチャンスだったと判った。




2013年3月 4日

修理工事003 コンパネ張り

コンパネ張りは1日から始まっている。
旧ウレタン防水シート(写真ウグイス色)の上に、12mmコンパネを置き、バルコニーのコンクリート面に、ねじで固定していく。

20130302compane.jpg

古いウレタン防水シートの上にコンパネを張るときに使うのが速乾性ボンド。ボンドもネジも、コンパネが浮かないため。

20130304bondo.jpg
そのあと、20cm四方のラスターで、ドリルで穴をあけていく。

20130304doriruha.jpgこれは、コンクリートに電動ドリルで穴をあけてダメにした刃の残骸。ひと箱2400円の高価なドリルだが消耗品扱い。

このあと、コンクリート用のネジを電動ドライバーでねじ込む。しっかり止まると空回りするから判る。

急ぎでやる工法として高圧ハンマーで釘を打つ方法があるが、この作業の欠点は、しっかり止まったかが判らない。
ネジの場合は、しっかり止まった感じがしなかったら、その脇に、もう一度ドリルで穴をあけてネジをねじ込み、しっかり止まったら完了。そして次に移れる。この固定作業が確実であることが、次工程の防水工事を確実な仕上がりにつながる。


破風板は、木部にしないで、GL鋼板を使用。
防水工事をする前に、GL鋼板がコンパネにしっかりと密着するようにねじ止めする。浮いた場所には、多くのネジで抑えている。

20130304nejidome.jpgこの上にガラス繊維を敷き、接着剤で固める。だから少しでも盛り上がってない方がいい。

ガラス繊維はこのコンパネ上から端に向けて破風板の淵まで乗せる。防水処理後 は、どこからも浸水はしない。
これが今回の修理で最大の改善点なのである。

大工さんからのこの手法を採用したから、昔のウレタン防水シートの端の凸凹を隠 すための飾り板は不要となった訳。

単純に交換しさえすればよかった当初の案を拒否し、その費用を他に回せた。
これが修理する時に、大事な、投資対効果比の最適化する極意である。


昨年軒が崩壊しかかって慌てて修理した時のERP防水工事の様子
①コンパネ表面を平らにする。②ガラス繊維を敷く。③接着剤塗布し固める。④ERP専用塗料で仕上げる。
201208bosuikoji.jpg

バルコニー二カ所と軒上とにコンパネ張りが完了した。
このバルコニーの写真左側、新しい掃出しの断熱雨戸サッシ「雨戸一筋」取付け2ヵ所が終わっている。

一階軒の内側に手摺が付くが、まだ取付けていないから、バルコニーがその分広く感じる。

20130304companesumi.jpg今晩雨の天気予報だから、ビニールシートを張り巡らした養生をし本日の工事を終えた。
明日から、ERP防水工事を2日間で終わらせる。

一方、屋根のGL鋼板重ね葺きも進行した。

ダークグリーン色を指定した。周辺を観察すると、圧倒的に黒が多い。次、こげ茶ブラウン系。そしてオレンジや青がマイナー。グリーンはほとんど見かけない。昔地方で新築した自宅ではブラックを使ったら紫外線で焼けて13年後にグレーになってしまった。だから今回ブラックは避けた。こげ茶は好まないから、残る色が濃緑となった次第。

20130304roofing.jpgGL鋼板の下に、屋根下葺き用防水、アスファルトルーフィングシートを敷いている。

20130304rufing.jpgアスファルト・カラールーフィング940(21mx1m)特殊塗料が表面の硅砂をコートしているからすべり防止。
ゴム状だから施工時にしっとり感で現スレート瓦とGL鋼板重ね葺き屋根材とが馴染む。
夏になれば暑さの熱でアスファルトが溶けることにより、密着度が増すし、何よりも、取付ネジ穴を塞ぐから防水効果が上がる仕組み。

また、エアコン屋が、2Fエアコンの室外機との接続を外した。バルコニー面の防水工事が始まり邪魔になるため撤去した訳。取り外し戻しの費用が別途かかるが必要経費。

修理には、こうした取り外し戻しの費用が発生することを考えていないと、目の飛び出る修理代に驚かされる。

だからこそ、修理の手順を間違えないように、効率よくトータルコーディネイトをあらかじめ、2代目大工さんに依頼し、相談しながら作り上げるのに昨年から半年ほど時間がかかっている。

投資対効果比を上げるためには、じっくりと工法を検討しておくことが、前作業として必須な施主の仕事となる。

とにかく、修理やの言いなりにならないで、自分で安い方法を考えて相談し、必ずメリットデメリットが、金額に跳ね返るから、自分が納得する修理方法を見つけるようにすれば、大工さんも相談に乗ってくれる。

今回大工さんとのやりとりファックスは1cmにもなるし、届いた見積書の数も多い。最終見積でGOサインを出す。昔はどんぶり勘定だったろうが、いまの若い2代目の大工さんは、仕様変更があるときちんと見積書を出してくれるから、安心である。

施主と大工さんとの信頼関係が一番大事なことだと思う。


2013年3月 2日

修理工事002 屋根重ね葺き

今朝は晴天、きのうの南風つよし、が、一変し、北風つよし、に変わった。強風は助かった。昨晩降った雨、バルコニー面も、屋根の上も、すぐ乾いた。

大工さんはバルコニー面にコンパネ12mm厚を張りだした。防水工事の前準備である。実は、バルコニー面(ウグイス色)は、40年間ウレタンシート防水だった。コンパネは、そのウレタンシートの端を越し敷き詰めた。

20130302bosuihashi.jpgこの写真のように、古いウレタン防水シート(ウグイス色塗装)の先端が凸凹している。またよく見ると、ウレタンシートを張ったあと、上に重ねて、何らかの原因で端が傷んだのだろう、トタンを被せシーリングしていた。防水の観点から、順序が逆になってしまっていた。

何故なら、バルコニーのウレタンシート側から流れてきた雨水が、シーリングが破れていたら、そのヵ所からトタン板の下に流れ込んだら、屋内木部を腐らせてしまう。 去年北側軒6尺ほどの軒先が朽ちて垂れ下がった現象は、このメカニズムでそうなった。
他にも、危険な錆が出始めている箇所があった。

20130301kizu.jpg普通の家では、長年あちこち修理する際に、業者が単にやると、後先の事を考えない。今回近年お世話になっている近所の大工さん二代目とリフォームの相談している内に、こうした雨水が流れ込むままにやってしまっていた工事を暴いてくれた。大工さんの説明に納得できたから、今回、正攻法で修理することにした。

この写真の様にウレタンシートの先端は凸凹している。どの凸凹を隠すために、高さ45cmの飾り板が雨樋の外側にぐるりと取り付けられていた。この飾り板を辞める(かなりのコストダウンになった)代わりに、の防水工事の先端の処理を上手に綺麗に仕上げてくれ、という宿題だった。大工さんが工夫して来た方法で進んでいる。

張ったコンパネを、写真の様に先端先まで延長し。端を下部から角棒を添える。この先端部分に、折り曲げて被せる破風板としては、腐った木部を使わない。日鉄住金鋼板製ガルバリウム鋼板(色指定はシルバーブラウン)という加工しやすい鋼板を使う。昔の木製破風板から、優れた耐候性、耐汚染機能ある55%アルミ亜鉛メッキ鋼板に、置き換えた。これなら、飾り板を無くしても、破風板の見てくれは美しい。

20130302hafuita.jpgこのあと、防水工事、つまり、ERP(炭素繊維防水)工事を行う。敷き詰めたコンパネの上に、炭素繊維シートをこの破風板となる鋼板の折れ曲がった端まで張り巡らしてから全面接着剤で固める工法。この防水処理方法すれば、雨水は100%破風板側の外に流れて行くからバルコニー面の高い耐久性のある防水が約束される。屋内に浸水しなければ建物が長持ちするという訳。

あとで紹介するが、水平なバルコニー面からの水流は遠くに飛ぶから、破風板の外に取り付ける雨樋は、150幅大型雨樋を付ける。天井釣り支柱ゆえこの角棒が支える。

きょうは北風が強烈に吹きまくった。我が家の寄棟は勾配が少し緩やかである。その屋根上でGL鋼板を重ね葺きし始めた。屋根葺きの作業は、寄棟だから鋼板をハサミで斜めに切りながら敷き詰めていくの手間取ったから、きょう一日で四面は終わらなかった。月曜日続きの作業で完了する。

20130302yanefuki.jpgGL鋼板の裏にはウレタン断熱材が裏打ちされている。GL鋼板の色は、ダークグリーンを指定した。勾配が緩やかだから、遠方からみて初めて屋根の色が判る。

GLとはガリバリウム。 アルミと亜鉛とで鉄を守る耐久性に優れた鋼板。鉄板を基材として、アルミニウム、亜鉛、シリコンからなるメッキ層を持つ溶融アルミニウム・亜鉛合金メッキ鋼板を総じてガルバリウム鋼板と称し、1972年アメリカで開発された新しい金属素材。常に厳しい天候、風雨に晒されている屋根材や外壁材に最も求められている耐久性を解決してくれる。

今回の修理計画では、当初、既存の屋根を高圧洗浄で塗装を剥がしたあと再塗装する廉価な方法もあった。しかし、その後、その方法では欠点があると判った。既存の古い板瓦に高圧洗浄機を掛けると、瓦が削られてしまう。洗浄した後雨樋が詰まるほどになるという。瓦の方は薄くなり亀裂が入ったりし傷める公算が強いそうだ。

そこで重ね葺きという工法、既存の板瓦の上に、GL鋼板屋根材を被せると、既存の瓦を傷めないし、GL鋼板の裏にある発泡スチロールが断熱性・遮音性向上を助長してくれる。GL鋼板なら15年保証もつく。

20130302yanezaijfe.jpgガルバリウム鋼板の特長しては、トタン板の3~6倍の抜群の耐久力、高度な加工にも耐えられる、柔らかいメッキ層のため加工部の耐食性が飛躍的に向上、見た目が美しい(多種類の色が用意されている)など、修理に使う部材としてみると、飛躍的にコストパフォーマンスが改善される。

実は、この重ね葺き屋根材の上に、今回もう一つ隠し味を考えている。それはまた追ってUPしたい。

ガルバリウム鋼板は、今回の修理工事で初めて採用した。ここに紹介した屋根材、破風板の他にもあるから、追ってUPしたい。

アメリカが人間月面着陸したのが1969年、自分がアメリカでも行脚の年、1973年へ西独赴任の年。奇しくも、この家が建てられて、すぐ飛ばされたのが1973年だった。一方、このガルバニウム鋼板がアメリカで開発されたのが1973年だった。

偶然とは云え、当時、誰もが想像すらできなかった新しい夢みたいな建築部材であることは確かだ。それを今回使う。


2013年3月 1日

修理工事001 鉄部材の撤去


建築部材のなかで鉄は広く使われていた。バルコニーの鉄の手摺りに錆が発生していた。この錆びが曲者なのは、錆がやがて穴となり雨水が侵入し、ピンコロの先がもし脆くなっていると、防水シートが無いから室内に浸みてしまう。

浸みれば木部がやられる。建物内部の木部がやられたら、たちまち建物の寿命ががくんと短くなる。だからバルコニーの鉄の手摺を撤去することにした。

20130301tesuritekkyo01.jpgきのうの内に撤去された鉄の手摺。この鉄の重量だけでも馬鹿にならない。家屋に40年間も負担をかけたいたことになる。代替品として、アルミ手摺に変える。錆びないし軽くて家屋に負担を掛けない。

あと、1F軒先の雨樋の外がわの位置に、軒先ぐるりと配置されていた装飾用鋼板の処理。鉄の手摺、そして、高さ45cmほどの飾り板がある。いずれも撤去対象とした。

Webで調べてみると、この飾り板は、工場や倉庫などで今も使われている。しかし、我が家でこれが取付けてある理由を探したが見つからない。あるとすれば、バルコニー面の防水ウレタンシート敷設の端が軒先に来ており、端が凸凹しているから、それを隠すためだろうか、しかし単なる飾りとしか思えなかった。

修理だからと単純に新しい飾り板に替えるのはかなりの高額だから無駄な出費となるだけ、と判断。大工さんに、「防水処理の代替案を考えて、この飾り板を無くしてください」と宿題。板金屋と相談し工夫し確実な方法を考え出してくれたことから、飾り板撤去に踏み切った。

飾り板の重量分、軒先の負担が軽くなった。軽くなる意味は、地震にも強い。その処理方法は追ってUPしたい。

また、西側の14畳分のバルコニーには、2部屋が面している。南西はオリジナル掃き出し引き戸。北西は窓だったのを掃きだしに変更するため壁下部を取り壊した。

和室畳から50cm高の窓の下部を取り壊し掃出しにした。外壁左に水栓があるので、6尺高戸袋は右側に変更する。右の掃出しの外の木部雨戸を撤去し、アルミ製「雨戸一筋」を取付ける。

今回の修理工事の中で、木部雨戸をアルミに交換するメリットを採用した。

一つは木部の老化で朽ちた下部敷居が割れて雨水が屋内に浸水する恐れが割ることが判った。それを食い止めるために木部雨戸は廃止する。このバルコニー面で申せば、右の6尺戸袋の下部がバルコニー面すれすれだった。戸袋の穴から雨水が吹き込みそこに溜まる。戸袋内の防水面に老化で穴が生じたら家屋に浸水する。しかし戸袋の中だから修理が出来ない。

結論は、木製雨戸を使い続けると、木部の老朽化よりも、防水の確保が出来ない、これは大変な致命的欠点のまま家屋をダメにすることを放置できない。アルミ雨戸戸袋ならバルコニーの防水面から浮いている位置までしかないから、いつでも防水面の修理は容易にアクセスできるから経年メンテナンスが可能になる。

今回、修理計画に当たって重視した点がある。修理するなら、コストパフォーマンスを上げる、代替案を探す、長持ちする工夫をする、などして、単純な修理代金に少し足したらより付加価値を生ませる、そんな修理方法を見つけて工事をすれば、やった意味が出てくる筈。

この最適な修理補法を探すのに、昨秋から2月までかかってしまったが、大事なことである。

足場組立がきょう1日で完成した。

朝から南風つよかった。「春一番」と気象庁は発表。去年なかったから、二年振りとのこと。今晩前線が通過して雨となる。大工さん達は雨防止の養生をして初日が終わった。


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